キューバ旅行2 ハバナ

7時過ぎに起きたと思う。
昂ぶっていたせいか二度寝できなかった。

街を歩く。
方向音痴なので近くの通りを何度か行ったり来たり。

観光通りから少し離れているためか、地元の人の方が多い。
やはり東洋人は目立つ。
オビスポ通りで「ハマキ、ハマキ」としょっちゅう声をかけられる。

atmを試す。
visa,master,plus全部使えることが判明した。
カード会社によっては可不可はあるのだろうか?
例えばアメリカの会社が発行したカードとか…

オビスポ通りのWi-Fiカード販売店は行列だ。
近くで上乗せ価格で売る人もいた。
昼間に1時間も待つくらいだったら1cuc位高くても良いかもしれない。

日本語を勉強してると自称する人が現れ、少し話して家に行くことになった。
途中で飲み物とお菓子を買った。
お昼ごはんをご馳走になる。
5cuc請求される。
ついでにエホバの証人に入会しないかと勧誘される。
キューバにおける信教の自由。
苦難の歴史とも言えるだろう、渦中の人達にとっては。
信念の自由はどうだろう?
旅行者だからこそわからないこと、わかること。
その国に住む人だからこそわかること、わからないこと。
外に住む人だからこそわからないこと、わかること。

出来立てのコングリとチキンスープは素朴で美味しかった。
ついでに苦労話も聞くことになる。

・医療が無料だが賃金は少ないし物も不足している。配給も少ない。
・最近になって土地の取引や民泊等個人事業が出来るようになり(正確には緩和した)、ハバナ市内(中心地区、ベダード地区等)に土地を持っている人は稼ぐことができる。
だが土地がない、接収で土地を失った人はどうしようもない。
・勉強も無料だが、有名大学に行くためには家庭教師をつけてハバナの高校に通わないと受からない。
・マイアミで上手くやっている親戚がいるとキューバ国内での生活は段違いに良くなる。公平と言えるのだろうか。
…etc.etc…

大まかに。

まぁ色々欲しい人、旅行したい人、お金持ちになりたい人たちからすれば不満だろう。
そもそも普通の生活にも困ることが多いと。
格差がある事自体に不満を持つ人もいるかも。
無理があったのか。

キューバで聞いたとある会話の冒頭、
Despues de Fidel…

正念場とも言えるだろう。
………

何とかエホバの勧誘から脱出し再び歩く。
オビスポ周辺は物価が高いが少し外れると安いところもある。
国会議事堂周辺は割りと安い。

夜はピザを食べる。
5cuc。でかいが具がない。
味はまぁ普通。

明日は何処まで行くのか。
MarielかLas TerrazasかArtemisaか。
そもそも上手く行くのだろうかと不安になる。

松前漬け 

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親戚が数の子をくれた。
余り物…
魚卵は彼らのコレステロール値に対し悪影響を及ぼすようだ。
しばらく考えた末、松前漬けにすることにした。
お酒はあまり飲まないが、”酒の肴”は好きだ。

wikipediaを含め、幾つかレシピを掲載しているサイトを見たところ材料は、

・スルメ
・昆布
数の子
・人参*
・生姜*
・鷹の爪*
(*は入れたり入れなかったり)

↑が主な材料。
これらを細切りにする。
そこに酒、醤油、味醂を1:1:1で混ぜ合わせたものを煮立て(アルコールを飛ばす)、冷ましてから材料を漬け込み、1週間ほど冷蔵庫で寝かすと完成、だそうだ。

実際作ってみての感想。
・乾物を細かく切るのは手間。
→昆布は細切りのものが売ってた。
スルメは存外高い上に1種類しか無かった。乾物屋に行けばもうちょっと選べるのだろうか?
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数の子の塩抜きは事前に済ませておくべきだった。
→先に調べておけばよかった…

・スルメの足と中心部分(芯?)は使わない。
→よくわからないが使わないらしい。
大根の煮物、炙ってマヨネーズで食べた。

・生姜を入れると風味がだいぶ異なる。
→お好みかも。生姜好きなので良さそうだと思ったがどうなるやら。分けて作ってみればよかった。
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大根や切り干し大根もイケるらしい。
量も多いので3つに分けることに。
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一つは何も加えず、もう一つに切り干し大根、最後の一つに大根の千切りを入れた。

どうなるかは1週間後の楽しみ。

キューバ旅行1 日本〜ハバナ

2017年2月某日

羽田へ。
18kgはあるダンボールを運ぶ。
バス会社には事前に確認してあるので自転車積み込みok。
電車だと難しいだろう。
ダンボールの床面に車輪を着けたのが幸いしたようで、平地であればそこまで疲れない。
羽田でもカートとエレベーターを使い事なきを得る。
自転車代別途支払い50ドル。
アエロメヒコのホームページにも値段が書いてある。

メキシコまで13時間。
メキシコで5時間待って、3時間かけてキューバへ。
中南米旅行にありがちな長時間移動。

メキシコでは自転車の再チェック。
とても細かく見られる。
段ボールをラップで巻けと言われ15ドル徴収される。
15ドル位なら許容範囲内。
荷物の扱いは荒そうなのでしっかりガードしてもらうのも安心だろうと、自分に言い聞かせる。
1kgほど加増。
巻き過ぎも問題では?

自転車用ハードケースもあるが高い。
あと向こうに行ってからの置き場所がない。
2ヶ月も預かってくれればいいのだが…
ダンボールなら捨てることも出来る。

あとはロスバケ、タクシーに自転車が入るかどうかについて悩むのみ。

メキシコを時間通り出発。
キューバの野球選手達と乗り合わせる。
wbc組だろうか?
デスパイネはいなかった。

30分ほど遅れてキューバに到着。
イミグレは特に問題なし。
帰りの航空券が2ヶ月先であることを尋ねられた。
延長する、と言うと、ならいい、と言われる。

自転車を待つこと1時間。
同じ飛行機に乗っていた野球選手達が大型家電の段ボールを奥の方から持って出てきた。
大型の荷物は奥の別レーンから出てくるようだ。
無事発見。

噂に違わず空港の女性従業員は網タイツ。

両替。
深夜のせいか、並ばないですんだ。
水を買う。深夜1時。

閑話休題
キューバでは水の値段は一定でない。
これが地域によるのか、国やら店が決めてるのかは分からないのだが…
500mlしか置いてなかったり、2Lしか置いてなかったりもするし全く売ってないこともあった。
宿でならどうにかなるので、さほど気にすることはないだろうが、少なくとも出発する時点では最低限の水は確保しておくべきだと思う。

市内の店は開いてない。
タクシーは30cuc。
2人でも30cuc。

タクシー運転手は深夜でもマレコンは安全だと言う。警察が多いそうだ。

タクシーは特に迷うことなく宿の前まで送ってくれた。縦と横の通りの名前、あとは家の番号。
自転車は無理矢理ねじ込んだので、出すのが大変だった。
宿は2階のはずだったが、4階しかないと言われ、汗だくになりながら階段を登り何とかチェックイン。
疲れてはいたがシャワーを浴びながら洗濯。
洗濯物を干し、倒れ込むように就寝。

キューバ旅行0’

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何が必要か?
・*ツーリストカード
・*お金(クレカを含む)
・*保険の証明書
・*パスポート

・自転車本体
・自転車の道具、スペア
・衣類
・常備薬(防虫剤等も)
・バッグ
・カメラ等電子機器
・細々としたもの
・アプリとか

大まかにこんな感じで。

ツーリストカード
→時間があって東京在住であれば直接大使館へ。
ビザの発行が滞りがち(当時は)。
自分は地方住みかつ時間がなかったので代理店に頼んだ。(実費+2000円)

お金(現金)
→空港とハバナ市内以外の両替事情がよくわからなかったので、2万円ほど持っていった。
あと200ドル。
米ドルは強い。
ただ、現金は空港から市内へのタクシー代と空港での水代のみに使用。

お金(クレカ)
→国際キャッシュカードは不可、マスターは限られる等々の情報があったので非常に不安だった。
visa,master,plus3枚持っていったが、どれも使えた。ちなみにvisaは楽天カード、masterはセディナ、plusはNEO MONEY。
主に楽天カードを使用。
自分が行った全ての地域で使用できた。
キャッシング枠には注意。

保険証明書
楽天カードの付帯。
電話で頼んだら証明書を送ってくれた。
入国時に提出と聞いていたが何も言われず。

パスポート
→アメリカ経由だとどうなんでしょう?
メキシコ経由だったので特に問題なし。
メキシコは出国スタンプを押してくれないが何ででしょう?

…………

自転車
→何故かternの折りたたみ自転車をチョイス。
おすすめ出来ない。
結構目立つ。
折りたたんで見せると皆面白がってくれた。
会話のきっかけにもなった。
やたら金額を聞かれた。

飛行機での持ち運びでも分解しないで済む以外に利点はなし。
軽くもないし(14kg)←!?
アエロメヒコだと片道50ドル取られた。
しかもメキシコ空港では乗り継ぎであっても一度荷物を受け取らねばならぬ上、自転車は再検査が要る。
ラップでぐるぐる巻にしないと乗せられないと言われ15ドル徴収される。
ダンボールだったのがいけなかったかも。

道具
→20インチのタイヤ、チューブは多分手に入らないのでストックが必要。
チューブ6個とケブラーのタイヤ1個持ってった。
スーパーで26インチのタイヤは見かけた。
ただ中華製。
道はインフラ整備が地方まで完全に行き渡ってないため悪路。
一度釘を踏み抜いた。
パンクは8回ほど(全部後輪)。
これはシングルリムと自分のせい。
テーピングとビニールテープが役に立った。
あとリムはダブルウォールにするべき。
これは自分の知識、経験、リサーチ不足だった。
旅の最後の2日でリムが割れてしまった。
明らかな強度不足。
おっかなびっくりしながらも完走したが。

個人的にはシュワルベよりパナレーサーのチューブが良かった。タイヤはマラソン。
一度パンク修理をポンチェラで頼んだら、漏れてる箇所をつまんで糸で縛って修理してた。
これが意外と丈夫。というかそこが駄目になることはなかった。

パッチは売ってないかな?
でも持ってる人(キューバの自転車好きの人)もいた。

衣類
→短パン半袖。転ぶと大変かも、でも暑い。
・合羽
乾季なので油断してたがハリケーンに遭遇。
しかも山越え中。
少なくとも上だけでもきちんとしたものが要る。
撥水程度じゃ防げない。
・ヘルメット
落石もあった(まぁヘルメットしてても多分死ぬぐらいのサイズのも落ちてきたけど…)
ブレーキのスペアは持っててよかった。
山からの下りで半分は削られた!


→・ベビーパウダー
汗疹になりがちなので。
・ストッパはお守り。
・総合風邪薬。
どうしても大変なときは地元の病院に頼るしかない。
ただ、地方のクリニックは外国人でも無料だったりするが、利用は極力控えたほうが良いでしょう。(医療が無料なのはキューバ人のためであり、そのために彼らの生活に縛りがあるのだから)
薬も非常に安い(質、種類は少ない)。
地方でも州都などでは外国人向けの病院はあるそうだ。

・防虫剤
蚊もダニもいる。
ダニはキツい。対策を考えたほうが良いと思う。
一度つくとしばらく離れないし…一度に20箇所以上噛むこともある。
今回の旅行で100箇所ほどやられた。3つの宿で。
別の旅行者が運んだと思われるのでやられるかどうかは宿と運次第。
熱と殺虫剤以外では対処不可かと。
自分は衣服全部を50〜60℃のお湯に漬けて何とかした。

・日焼け止め。
やけどしちゃうんで。アネッサの良いやつ。

バッグ
→42L。荷物は少ないので2ヶ月でもこれで充分。
勿論野宿をしないことが前提。
途中出会ったブラジル人は野宿もしてたようで、世界一周程でないにせよかなりの荷物を担いでいた。
ただ、ハバナで会った人は野宿は辞めたほうが良いと言っていた。
勿論防犯上のこと。
あと警察や軍の関係に見つかると面倒らしい。
自らの経験だが野犬もいる。
しかも集団で追いかけて来ることがある。
食い殺されるかと思った。
もう狼と変わらない。

防水は必須。
基本中の基本。
出来ない自分は(^q^)
防水が甘かったため中身を濡らしてしまった。
ティッシュ、チョコレート、スマホが死んだ。
ちなみにキューバでもスマホは買える。
中古、新品、モデルもある程度選べる。
ただしそこそこする。
スマホの修理屋も街中にある。

電子機器
スマホ、アクションカム、モバイルバッテリー。
中華アクションカムを使う。
sdカードの相性が悪かったせいか、前半に撮った写真、ムービーはパァ。
事前の確認が足りなかった。
あと振動で台座が壊れた。
安物ということを意識すべきだった。
テーピングとビニールテープはここでも便利。
あとタイラップも。

・細々としたもの
→爪切り、ビクトリノックス、ビニールテープ、テーピング、タイラップ、チャック付きの袋、サブメガネ、携帯ウォシュレット…etc
特に携帯ウォシュレットは必須。
一軒だけタイ式のハンドウォシュレットが設置してる宿があった。
爪切りも多分必要。売ってるのを見たことがない。
宿の人に聞けば貸してくれるかも?
テーピングは便利。体にも使えるしガムテープ代わりにも使える。丈夫で接着力が強い。

・アプリとか?
→maps.me、geo tracker、
スマホgpsがちゃんとしてれば使える。
安いスマホの中にはアジア圏のみの衛星しか対応してなかったりするので注意。
低スペックスマホだと正確な位置を示さないことがある。
看板もあるし複雑な道は街の周囲以外にはそんなにないのでそこまで困らない。
街に着いたら、その辺の人にその街の有名な場所(中央公園、教会の名前、大きいホテルとか)を尋ねると教えてくれたり、指差したりしてくれる。
……

物資不足を心配し、石鹸や歯磨き粉、トイレットペーパー、ビニール袋などを持っていったが、スーパーでも普通に売ってたし、宿にも石鹸、トイレットペーパーは必ずあった。
値段や質に拘らなければ日常生活の品物は手に入りそうだった。
ただ、必ずあるわけでもない。

例えば水が全く売ってない店もあったし、ガソリンスタンドでも水が売り切れてることがあった。
なので水は常に1Lはストックしていた。
まぁ大体宿に言えば水を売ってくれるし、沸かした水を用意してくれたりもする。
ただこれも宿のオーナー次第かも。

キューバ旅行0

海外で自転車旅行がしたいと思った。
台湾に行こうと思った。
一周するのに10日程度だし、同好の方々も多いしGIANTの国なのでパーツなどの入手も簡単そうだ。
ホテルによっては日本語も通じるし、割と親切だ。
食事も文句なしだ。
大体何でもウマイし(臭豆腐大好き)、安い。
ネットで探せば色々な情報が簡単に手に入る。
台湾を一周した、というのも達成感がありそうだ。

でもキューバを縦断(横断?)することにした。
島国で治安がある程度良い、という条件で考えてみるとキューバが浮かんだ。
航空券を探すと往復10万円で行ける。

いつまでも無職でいるわけにもいかない。
そろそろ腰を据えるべきかもしれない。
(それが簡単にできないから今までフラフラしてたのだが…)
最後の長期旅行になるやもしれぬ。

台湾なら10日だし、2回、3回に分けて行くこともできる。
キューバは?
早々行けないし情勢も不明瞭だ。
ラウル・カストロが生きてる間であればそう混乱する事はないだろう。
だが彼も高齢だ。
キューバに行くしかないような気がした。